次にあげる項目の3つ以上当てはまったら 副腎疲労かもしれません!
チェックしてみましょう
(他の症状もあるのですけれど、症状の一部をあげました。)
副腎は腎臓の上にある、ピラミッド型の臓器で、ストレス(この場合ストレスというのは、メンタルばかりでなく、フィジカルなものも含みます)を打ち消すホルモンや、体温や血圧の微調節、炎症をおさめるホルモンを分泌します。副腎が疲れてくると、このホルモンが出にくくなり、ストレスに対抗できなくなり、疲労やうつ症状が出てきます。
現代人がさらされているストレス として、例えば次のものが挙げられます。
これらが過度になると、副腎を疲弊させ、皮膚のコンディションにも影響します。ただ、ストレスだけが関与しているかというと、そうでもありません。
副腎からは様々な働きをするホルモンが出ています。
副腎疲労では、それらのホルモンの欠乏症状がでます。
ステロイド=副腎皮質ホルモンなので、ステロイドが、治療の用いられる疾患や症状は、ほぼ副腎疲労とオーバーラップしています。つまり、自分の副腎でカバーしきれない、これらの問題が、たくさんでてきたときに、副腎疲労となります。
副腎が疲労しているかどうかを調べるには、副腎が出しているホルモンの量を調べるのがよいのですが、通常、病院で調べる血液中のホルモン値を調べてもたいていは正常範囲です。
副腎疲労は一般の血液検査だけではわからず、一日の副腎のリズムを診なくてはいけませんので、1日の唾液中のホルモン変動を測る検査をします。
すべての症例、というわけにはいかないのですが、予防として、昔の日本人がよくやっていた、朝水をかぶるという事も有効です。少しずつ、刺激を加えて、副腎を鍛えることになるそうです。保険診療の外来でオススメしてますが、なかなかやってくれる人いませんね。やってる人はその疾患の再発少ない感触ですよ。水かぶってそのまま冷えちゃう人には勧めません。水かぶった後逆に体が暖かくなる人にはおすすめ。冷水でなく、15度くらいでもいいし、お風呂上るときでもよいようです。
(食事やサプリメントなどの栄養は、代謝を効率よくまわしエネルギー産生をするコアとなります。栄養の欠損により、過敏になる事、炎症がおさまりにくい事などもあります。また、ストレスも、慢性炎症は、副腎のホルモンが常に消費される事になり、枯渇してしまいます。重金属蓄積は、エネルギーの産生を阻害します。)
ストレスの除去が、様々な疾患に重要である事がこんな面からも重要である事が、改めて、わかるかと思います。
そもそも、アトピーや、掌蹠膿疱症の患者さんにキレーション治療を提供できたら、と思っていろいろな勉強を始めたのですが、副腎疲労という概念に突き当たり、実は、私自身も副腎疲労、重金属溜まってるじゃん、遺伝子の多型変異の中に、代謝を妨げる変異あるじゃん?なんてことが次々とでてきて、自分自身で、検査や治療を試すこととなり、キレーションだけ提供しようと思っていたら、ずいぶん長い道のりになってしまいました。
ただ、回り道をした分、見えてきたものも多く、私自身、治療をするといろいろに反応しやすいタイプなので、自分自身の経験や体験が活かせるといいなと思っています。
全てをするわけではないですが、何が根本治療を阻害しているのか、原因を探る、現在の状況をするのに有効な検査です。名前だけ紹介しておきましょう。
その他、栄養や解毒を調べる遺伝子検査